【ソウル聯合ニュース】韓国で大学医学部の定員を大幅に増やすとした政府の方針に反発し、開業医や医学部教授らが一斉に休診する方針を決めたことについて、92の患者団体は13日に国会前で記者会見を開き、「深い憂慮」を表明するとともに「患者の命と健康を脅かす休診の撤回を強く求める」と批判した。
団体は「この4カ月間、研修医の(職場離脱などの)集団行動による長期間の医療空白で患者は大きな不安と被害を受けた」として、「惨憺(さんたん)たる思いだ」と声を上げた。
また、政府と国会に対し、医師の集団行動の防止に向けた制度づくりを要求した。
開業医を中心とする大韓医師協会(医協)は18日から休診する方針で、附属病院を持つソウル大と延世大の医学部教授はそれぞれ17日、27日から無期限休診に入ることを決めた。医療界では休診の動きが広がっている。