ソウルのサムギョプサル価格が大台超え 「庶民には負担…」

【ソウル聯合ニュース】韓国の代表的な外食メニューのうちサムギョプサル(豚バラ肉の焼き肉)1人前(200グラム)のソウル地域での価格が2万ウォン(約2300円)を超えたことが11日、分かった。3人で食べてビールなどを追加すれば10万ウォンを超え、会社員からは「サムギョプサルは庶民の食べ物ではなくなった」などと嘆きの声があがっている。

 韓国消費者院の価格情報総合ポータルサイトによると、ソウル地域の飲食店におけるサムギョプサル1人前(200グラム)の平均価格は先月2万83ウォンとなり、初めて2万ウォンの大台を超えた。一昨年の5月は平均1万7595ウォンだったが、昨年5月に1万9150ウォンとなり、さらに0.5%上昇した。

 ソウル市内の繁華街の有名店ではサムギョプサル1人前を150グラムとし、1万7000~1万9000ウォン程度の価格に設定している。200グラムに換算すると高いところでは2万5000ウォン台になる。

 韓国焼酎は通常1本5000ウォン、高級店では6000~7000ウォン、ビールも1本が通常6000ウォンで高い店では8000ウォンする。

 30代の会社員は「男性2、3人で行けば肉を4~5人分は軽く食べるが、酒代まで合わせると10万ウォンをはるかに超える」とし、サムギョプサルで一杯やろうと同僚を誘うのもためらわれると嘆いた。

 メニューの価格を下げるため、サムギョプサル1人前を130~140グラムに設定する店もあり、1人1人前では足りない場合も多い。

 60代の主婦は、最近は家族で外食するのが怖いとし、「面倒ではあるが、サムギョプサル屋に行って高い値段で食べるよりは、スーパーで肉を買って、たっぷり焼いて食べた方がいい」と話した。

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