「シャキシャキでおいしいのに」…尿から「スカンクのおなら」のようなにおいがする野菜

 尿からはあまり強くない、かすかにアンモニア臭がするのが一般的だ。しかし、ときどき普段よりもひどいにおいがすることがある。病気のサインかもしれないが、食べた物によるものである可能性もある。特に4-5月が旬の「アスパラガス」は、尿の悪臭を引き起こす代表的な食べ物と言える。

 アスパラガスは、二日酔い解消に効果的なアミノ酸の一種である「アスパラギン酸」が初めて発見された野菜だ。ほろ苦いが淡白でシャキシャキした食感が特徴で、生で食べることもあるが、ゆでたり焼いたりさまざまな調理法があり、サラダなどに使われることもある。問題は、食べた後に尿からひどいにおいがする場合があるということ。アスパラガスに含まれるアスパラギン酸がメタンチオールという有機硫黄化合物に分解されることで発生するにおいだ。これには、臭いことで知られるスカンクのおなら成分である硫黄が含まれている。よく、腐った卵のようなにおいと言われる。身体がこの化合物まで分解できず、尿として排泄され、独特の悪臭を放つのだ。アスパラガス以外にも、ニンニク、タマネギをたくさん食べたときも、尿が悪臭を放つことがある。これらの食品を食べても尿からにおいがしないようにするにはどうすればいいのだろうか。水をたくさん飲んで、悪臭を誘発する成分の濃度を低下させるのが方法だ。

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 お酒やコーヒーはなるべく飲まない。排尿作用を活発にし、悪臭誘発成分が濃縮され、尿のにおいがひどくなる恐れがある。

 いつもと違う尿のにおいが、病気のせいである場合もある。甘いにおいがする場合は、糖尿病のサインかもしれない。血糖値が過度に高く、尿を通じて糖が一部排出されると、甘いにおいがする。尿の量が増えてトイレに行く回数が増え、体内の水分が不足してひどくのどが渇き、ちゃんと食べても体重が減る場合は、糖尿病の可能性が高い。女性は、尿や膣分泌物から生臭い魚のようなにおいがする場合、細菌性膣炎を疑うべきだ。膣炎は女性の生殖器である膣が細菌に感染して炎症を起こしたものだ。膣炎になると、においとともに分泌物が多くなり、外陰部にかゆみが生じる。

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イ・ヘナ記者
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