【ソウル聯合ニュース】韓国の文化体育観光部は8日までに、K(韓国)コンテンツを海外に広めるための「在外韓国文化院巡回プログラム支援事業」を今月から推進すると発表した。
この事業では、韓国の文化芸術団体が海外で公演や展示を行う際に韓国文化院がある国を巡回できるよう支援する。韓国文化院と参加機関は、運送費や渡航費などの予算を節減してより多くの国に優れたコンテンツを紹介することが可能になる。
今年は16カ国・地域の韓国文化院17カ所で、計11の公演と展示が行われる。
初の巡回プログラムとして、国立アジア文化殿堂財団のメディアアート展「ホタル散策」を南アフリカ共和国で8月30日まで開催する。10月からはアラブ首長国連邦(UAE)で展示を行う。
ソウル市立美術館の展示「目を閉じれば浮かぶ世界」は8月1日まで東京で開かれ、8月に香港、10月に大阪でも開催される。
今夏のパリ五輪・パラリンピックを記念する公演も開かれる。発達障害のある人々による「ハートハートオーケストラ」は9月4~5日にベルギー、7~8日にフランスで公演を行う。
文化体育観光部の担当者は「在外韓国文化院をはじめとする現地機関を通じて、国内の文化機関と芸術団体、若手・新進芸術家の優れたプログラムを積極的に紹介する計画」だとして、来年は文化院巡回プログラム事業を「Touring K―Arts」としてブランド化し、事業規模を大幅に拡大すると説明した。