南北軍事合意の全面停止 米国・日本などに事前説明=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部当局者は4日、北朝鮮と緊張緩和のため2018年に結んだ南北軍事合意の効力を全面停止することを決めたことについて、「政府の正当で合法的な措置を米国、日本、中国、ロシアなどに説明した」と明らかにした。説明は3日に行ったという。

 同当局者は「特に韓米両国とは朝鮮半島問題に関するあらゆる事案について緊密に意思疎通し、強固な連携を維持している」と強調した。

 説明を受けた中国とロシアの反応に関しては、「外交ルートを通じた意思疎通の具体的な内容を公開することは適切ではない」と述べるにとどめた。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はこの日、閣議決定された南北軍事合意の効力の全面停止を承認した。韓国軍は、合意によって制限されていた南北軍事境界線付近などでの軍事活動を正常に実施できるようになった。

 合意は韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が18年9月の会談で締結した「平壌共同宣言」の付属合意で、南北の敵対行為を禁じている。

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