L-SAMはレーダーが弾道ミサイルを探知したら要撃弾を発射し、敵ミサイルを直接打撃するという形で運用される。要撃弾は2段式の、推進体と直撃飛行体(kill vehicle)から成っている。直撃飛行体が敵弾道ミサイルを直接打撃する役割を果たす。直撃飛行体を活用した弾道ミサイル迎撃技術は、米国とイスラエルに続いて韓国が3番目に確保した、と韓国軍の情報消息筋は伝えた。THAADも直撃飛行体を活用する。
国防安保フォーラムの辛宗祐(シン・ジョンウ)専門研究委員は「慶尚北道星州にあるTHAADは大邱・釜山などの軍事施設を防御するのが目的で、L-SAMが戦力化されれば、韓国軍が必要とする追加の地域にミサイル防御能力を提供できる」とし「低高度だけでなく中高度まで韓国産ミサイル防御システムを適用できるようになり、ミサイル防御システムがより効果的に進化したとみることができる」と語った。
韓国政府の関係者は「現時点では『韓国型THAAD』という別名に多少足りないところがあるが、今後性能を改良してTHAAD水準に要撃能力を強化するのが目標」と語った。
今回開発されたL-SAMは「K防衛産業」にとって新たな有望株になるだろう、という評価もある。業界関係者は「ウクライナ戦争やイスラエル・パレスチナ戦争などでミサイル迎撃システムに対する需要が高まっている」とし「韓国型パトリオットと呼ばれる天弓IIに対する各国のラブコールが続いているが、L-SAMは天弓IIに続き、K防衛産業にとって次の売れ筋商品になり得る」と語った。先に韓国国防部(省に相当)は今年2月、およそ32億ドル(現在のレートで約5030億円)規模の天弓IIをサウジアラビアに輸出する契約が成立したと発表した。その後も天弓IIに対して購入の意向を明らかにした国は多数あるといわれている。L-SAMで中高度のミサイル防御システムが確保されただけに、輸出の見通しも明るいのだ。
ヤン・ジホ記者