日本勢は笹生優花・渋野日向子ワンツーフィニッシュ、韓国勢はトップ10入りならず 全米女子オープンゴルフ

笹生、全米女子オープンゴルフ3年ぶり優勝

 そうした一方で、「世界最強」と言われてきた韓国女子ゴルフは、ここ数年間指摘されている国際試合での競争力低下や、韓国国内ツアーでの安住、世代交代失敗がいっそう目につくようになってきた。今季開催のLPGAツアー13大会で、韓国人選手たちは一度も優勝できなかった。メジャー大会での優勝は2022年の田仁智(チョン・インジ、29)=全米女子プロゴルフ選手権=以降、途絶えている。

 速いグリーンと長いラフで武装した米ペンシルバニア州のランカスターCC(6379ヤード、パー70)で最後に生き残ったのは、今大会最終ラウンドを首位と3打差の5位でスタートした笹生だった。後半に入り鋭いショットで4バーディー・1ボギーをマークして優勝し、女子ゴルフ史上最多優勝賞金の240万ドルを手にした。今大会の最終成績でアンダーパーを記録した選手は笹生と渋野だけだった。世界ランキング1位のネリー・コルダ(25)=米国=は初日、1ホールで7打を失って83位タイ(10オーバー、150)にとどまり、予選落ちした。

 笹生は、全米女子オープンで2008年・13年に優勝した朴仁妃(パク・インビ、35)以来11年ぶりの最多勝者だ。身長166センチの笹生は今大会の平均ドライブショット距離が第1-第4ラウンド280.7ヤードで3位、第4ラウンドは294.9ヤードで1位だった。第1-第4ラウンドの平均パット数も1.76と3位。笹生はLPGAツアー通算2勝を共に全米女子オープンで挙げた。LPGAツアー初優勝と2度目の優勝を共にメジャー大会で達成した選手は、朴セリ、田仁智に続いて3人目だ。3日現在、笹生の世界ランキングは30位で、日本人選手では4番目だが、今回の優勝によりランキングが上がれば、今年8月のパリ五輪に日本代表として出場できる。

チェ・スヒョン記者

【Photo】美ボディを見せつける韓国の人気女子プロゴルファー ユ・ヒョンジュ

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