【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は3日、韓国・アフリカ首脳会議に出席するため来韓したアフリカ10カ国の首脳と相次いで会談し、相互の関心事について意見を交わした。
大統領室によると、尹大統領は午前にレソト、コートジボワール、モーリシャス、ジンバブエ、トーゴ、ルワンダの6カ国、午後にモザンビーク、サントメ・プリンシペ、ギニアビサウ、カーボベルデの4カ国とそれぞれ首脳会談を行った。
尹大統領は会談で、「韓国とアフリカは半世紀以上にわたり交流と協力を拡大してきた」とし、韓国・アフリカ首脳会議を機にエネルギー、インフラ、重要鉱物、農業など多様な分野において相互互恵的で、各国のニーズに合わせた協力を強化していく考えを示した。
首脳会議開催について、国際社会に対する韓国の責任を果たし寄与するという意思の表れだと強調。会議のテーマ「共に作る未来―同伴成長、持続可能性、そして連帯」は、韓国がグローバル中枢国家ビジョンの下、アフリカとの共生協力を追求するための大原則と推進の方向性を提示したものだと説明した。
また、韓国企業のアフリカでの活動がさらに進展することを期待し、各国首脳に支援と関心を要請した。
10カ国の首脳は、戦争後の廃墟から立ち直り経済的繁栄を成し遂げた韓国の成功事例はアフリカ発展計画の策定に大きなインスピレーションを与えると評価し、韓国との協力を拡大しながら、韓国から学びたいとの考えを明らかにした。また、韓国企業がアフリカへの関心を高め、アフリカの経済・社会の発展に引き続き寄与することを希望すると表明した。
韓国・アフリカ首脳会議は4~5日に開催され、アフリカから48カ国が参加する予定だ。