韓国SK会長 離婚訴訟で謝罪=元大統領からの裏金授受判断には「遺憾」

【ソウル聯合ニュース】韓国の大手財閥、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長(63)が離婚訴訟で財産分与として妻に1兆3000ウォン(約1500億円)を支払うよう命じられたことについて、崔氏は3日のグループ臨時会議で、「個人的なことでSKの構成員と利害関係者の皆様にご心配をおかけし、申し訳ない」として、「SKと国家経済に否定的な影響がないよう任務を全うする」と述べた。

 ソウル高裁は先月末、崔氏に対し、妻の盧素英(ノ・ソヨン)氏(63)に財産分与として1兆3808億ウォン、慰謝料20億ウォンを支払うよう命じる判決を言い渡した。財産分与としては韓国で過去最高額となる。

 崔氏は「SKが成長してきた歴史を否定した判決には遺憾の意を表さざるを得ない」とし、「SKと構成員の名誉のためにも必ず事実を正す」とも述べた。盧素英氏は盧泰愚(ノ・テウ)元大統領の長女で、ソウル高裁は盧泰愚元大統領の裏金約343億ウォンがSK側に流れたほか、盧元大統領が在任中、SK側に「無形の援助」をしたと判断。夫婦の財産を計約4兆ウォンとし、財産分与の割合を崔氏65%、盧素英氏35%に決めた。

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