MLB:今季メジャー進出の高佑錫がピンチ、パドレスでマイナー降格→マーリンズ移籍も事実上の戦力外

米大リーグ行きから5カ月で放出待機…マイナーリーグで防御率3.00

 今季米大リーグ(MLB)入りした高佑錫(コ・ウソク、25)=マイアミ・マーリンズ=が放出待機対象になった。放出待機(DFA=designated for assignment、事実上の戦力外)は40人枠の大リーグ選手リスト(roster)から外すという意味で、他のチームに行くかマイナーリーグに残るかを選択せよという通知だ。

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 マーリンズは今月1日、「テキサス・レンジャーズとのトレードで迎え入れた投手ショーン・アンダーソンにロースター40人枠の1枠を与えるため、高佑錫を放出待機措置にすることにした」と明らかにした。ショーン・アンダーソンは昨年、韓国プロ野球の起亜タイガースでプレーし、14試合4勝7敗、防御率3.76という記録でシーズン途中に放出された選手だ。

 今回のマーリンズの措置は、高佑錫を大リーグでプレーさせる意思がないので、マイナーリーグでプレーするか、あるいはフリーエージェント(FA)になっても取る気がないという意思表示だ。高佑錫は今年1月、ポスティングシステム(非公開競争入札)を通じてパドレスと2年間450万ドル(現在のレートで約7億円)、オプションを含め2+1年で最大940万ドルという契約を結び、5月初めにマーリンズにトレードされた。マーリンズ傘下のマイナーリーグ(3A)で7試合登板し1勝、防御率3.00を記録した。

 高佑錫がマイナーリーグ残留を選択すれば、残りの年俸(2025年までに450万ドル)を受け取ることができる。しかし、FAになればもらえない。韓国復帰も今年は不可能だ。韓国野球委員会(KBO)では外国に進出して1年以内に帰ってくる選手に対し、残りのシーズンの試合出場を許可していないためだ。今のところ、ひとまず今年はマイナーリーグに残り、来年の活躍を誓うのが最善の状況だ。

 米メディア「MLBトレード・ルーマーズ」では「高佑錫はKBOリーグでは奪三振率が30.2%だったが、米国では8.3%にとどまっている」と分析した。ファストボールの最高球速も98マイル(時速158キロメートル)まで出ると評価したが、今は95マイル(時速153キロメートル)にも及ばない。

ペ・ジュンヨン記者

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  • ▲今年3月17日、ソウルで行われたチーム・コリアとサンディエゴ・パドレスの米大リーグ(MLB)ソウルシリーズ練習試合で、ダッグアウトで待機する当時パドレスの高佑錫(コ・ウソク)。写真=news 1

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