【ソウル聯合ニュース】韓国軍は31日、北朝鮮が韓国側の全地球測位システム(GPS)利用を妨害するための電波を発信していると明らかにした。
韓国軍合同参謀本部によると、午前8時ごろ、朝鮮半島西の黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)付近でGPS妨害電波が探知された。ただ、軍関係者はGPS妨害による軍事作戦への影響はないと明らかにした。
民間の船舶などには影響が出るとみられる。30日には海上の旅客船や漁船のGPS機能に障害が発生していた。
北朝鮮は28日、汚物などをぶら下げた大量の風船を韓国に向けて飛ばし、29日からはNLL付近から韓国側に向けGPS妨害電波を発信している。