【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は30日、南部の慶尚南道泗川市で開かれた宇宙航空庁の開庁式で演説し、2032年に月面に探査機を着陸させ、45年には火星に国旗の太極旗を立てる事業を推進する計画を明らかにした。
事業は4世紀末から5世紀にかけて領土を大きく拡大した高句麗第19代王の広開土大王(好太王)にちなみ、「スペース広開土プロジェクト」と命名された。
尹大統領は宇宙航空産業を重点的に支援し、専門人材を育成して「ニュースペース時代」を切り開くと表明。27年までに関連予算を1兆5000億ウォン(約1700億円)以上に拡大し、45年までに約100兆ウォンの投資を引き出すと言明した。
また、宇宙航空庁が開庁した5月27日を国家記念日である「宇宙航空の日」に指定し、「宇宙時代の夢を育てたい」と述べた。