国連軍司令部「北朝鮮の汚物風船は休戦協定違反」 正式に調査

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が汚物などをぶら下げた大量の風船を韓国に向けて飛ばしたことについて、国連軍司令部は「軍事的な行動」と見なし、「攻勢的、非衛生的なだけでなく、(朝鮮戦争)休戦協定違反」になると指摘した。30日までにフェイスブックにこのように投稿し、正式に調査を進めていることも明らかにした。

 

 調査には第三者監督として中立国監視委員会が加わるという。

 国連軍司令部の報道官は「北朝鮮は国際社会の責任ある構成員としての待遇を要求してきたが、汚物などを下げた風船を隣人の領空に飛ばす行動は無責任だ」と批判した。

 この問題に対し韓国軍合同参謀本部は29日、「国際法に明白に違反するものであり、わが国民の安全を深刻に脅かす行為」とし、国連軍司令部とも緊密に連携していると述べていた。

 一方、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は同日夜に出した談話で「風船が飛ぶ方向によって『表現の自由』『国際法』が決まるのか」と問いただした。

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