韓国首相「3カ国協力体制が完全復元」 韓中日首脳会談を評価 

【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は28日の閣議で、前日にソウルで開催された韓中日首脳会談は「新型コロナウイルス後、3カ国の協力体制を完全に復元、正常化する分岐的となったことに大きな意味がある」と述べた。議長国の韓国が水面下の協議を主導して会談再開にこぎつけ、成功裏に開催されたと評価した。

 来週は韓国・アフリカ首脳会議がソウルで開催される。韓氏は「人口と資源が豊富なアフリカと戦略的パートナーシップを構築することで、韓国経済は新たな成長動力を確保する」と期待を示した。

 こうした首脳外交での合意事項がしっかり履行されるよう、各官庁に必要な措置の実行を指示した。首脳外交の成果を国民と企業が実感できるよう、民間との緊密な協力を通じ実質的な履行策を講じる必要があるとした。

 韓氏は「政府は外交がすなわち雇用創出、国民の暮らしという覚悟で、国益中心の実用外交に総力を傾けている」と強調した。

 一方、北朝鮮が前日に軍事偵察衛星の打ち上げを試みたことを「弾道ミサイル技術の活用と科学・技術協力を禁止する国連安全保障理事会決議に明白に違反する挑発行為」と非難。韓中日首脳会談が終わるなり北朝鮮が打ち上げを強行したとし、「政府は強く糾弾し、国際社会と緊密に協調しながら厳正に対応する」と述べた。

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