【ソウル聯合ニュース】韓国外交部傘下、国立外交院の朴喆熙(パク・チョルヒ)院長は24日、ソウルで27日に開かれる韓中日首脳会談について「対立する巨大グローバル競争国である米国と中国の間の緊張を緩和するプラットフォームの役割を果たすことができるだろう」との見解を示した。米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)に寄稿した「北東アジア3カ国協力の促進者としての韓国の役割」と題した文章で明らかにした。
朴氏は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の外交ブレーンの一人。このような言及は、首脳会談を通じた3カ国間の戦略的意思疎通が域内陣営の対立を緩和するきっかけになり得るという意味と受け止められる。
また、朴氏は首脳会談によって韓中日3カ国が「朝鮮半島の平和と安定を増進するために共に努力する意志と能力があるというシグナルを北(朝鮮)に伝えることもできるだろう」との認識を示した。
続けて、首脳会談は3カ国間の信頼を回復し、協力を強化する重要な一歩になるだろうとしながら「3カ国間の緊張を緩和し、3カ国および2カ国関係を強化する足掛かりになるだろう」とも述べた。
今回の首脳会談の議題としては、環境保護、保健衛生、災害救護、犯罪予防、供給網(サプライチェーン)、金融、知的財産権(IP)などが取り上げられるとの見通しを示した。