【ソウル聯合ニュース】柔道の世界選手権は21日(日本時間)、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで女子57キロ級決勝が行われ、在日韓国人で韓国柔道界のホープ、許海実(ホ・ミミ、21)が出口クリスタ(カナダ)を破って優勝した。韓国勢が世界選手権で金メダルを獲得するのは6年ぶり、女子では29年ぶりとなる。
世界ランキング6位の許は決勝で、連覇を狙う同1位の出口クリスタと対戦。ゴールデンスコア方式の延長戦の末、相手の反則負けにより優勝した。
許は韓国人の父と日本人の母を持ち、日本で生まれ育った。2021年に日本国籍を離脱した後、慶北体育会の柔道チームに所属。韓国代表入りし、国際大会で活躍している。
早々に五輪出場を決めた許は、2カ月後のパリで金メダル獲得に挑む。