北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の娘のキム・ジュエ氏が公開の席で肌が透ける「シースルー」の服装で現れ、注目を集めている。金正恩総書記は今月14日に前衛通りの完工式に出席したが、その際娘のジュエ氏を伴っていた。朝鮮中央通信が15日に報じた。
【写真】腕が透けるシースルー姿で登場した金正恩総書記の娘ジュエ氏
ジュエ氏は腕が透けて見えるシースルーの服を着ていたが、これについて米政府系の自由アジア放送(RFA)は「北朝鮮ではめったに見られない。大韓民国や西側諸国では主に成人女性が着用する」と説明した。
北朝鮮の事情に詳しい専門家は「ジュエ氏は白頭血統のため衣装は自由に選択できる」と分析している。北朝鮮では服装の規律が厳しいため、今回のような服装を着用するのは難しい環境だ。RFAは「北朝鮮では目にすることはできないが、大韓民国や西側諸国で成人女性が主に着用する」とコメントした。
また当時ジュエ氏の髪は長かったが、これも北朝鮮ではあまり見られないという。これについても「ジュエ氏のスタイルなどが北朝鮮住民に衝撃を与え、北朝鮮で服装が変化する流れになるかもしれない」との見方も語られている。
カン・ジョンア記者