警察に捕まった日本人の女たちは20代初めから半ばにかけてで、職業には就いていないとのことだ。そしてノービザで滞在し、短時間で金を稼いで出国したという。警察関係者は「女たちが以前、日本でセクシー女優として活動していたのか、このほどソウルで開催される予定だったが中止になったアダルトフェスティバルと関連性があるのか、などは追加調査で明らかになるだろう」と語った。
警察は一味が稼いだ犯罪による具体的な収益について捜査を進めている。現行犯で逮捕された女3人が当日稼いだ金額だけで約470万ウォンだという。女3人は捜査を避けるため、売春代を現金のみで受け取っていた。警察は10日、売春あっせん業者に対して拘束令状を請求した。警察は「売春あっせん業者とスタッフが最近、日本に行った記録は見つかっていない。現地で女性を募集して韓国に送る仲介人がいるものと推定される。この事案も追加捜査する方針だ」と述べた。
日本人女性が韓国に来て売春行為をすることは、最近の韓日の所得や為替レートと関連があるとみられる。日本の大卒新入社員の月給は22万円(約193万ウォン)で、韓国の最低賃金(206万ウォン)より少ない。また、円安・ウォン高が進んだことも挙げられる。女性学者のホ・ミンスク国会立法調査処立法調査官は「日本人女性が韓国に来て売春をするのは、経費や宿泊費を差し引いても自国より大きな経済的利益を得ることができるためだ。20代初めの女性が個人で自発的に韓国に来て売春をするのは容易でないため、組織や仲介人が必ず介入していると思われる」と語った。
また、一部では最近、動画共有サイト「ユーチューブ」などを通じて日本人セクシー女優が広く活動し、日本人女性の売買春に対する抵抗感が小さくなった、との指摘もある。このほど、ある団体が「アダルト・フェスティバル」を韓国で開催しようとしたが、国内の反発を受けて中止された。
シン・ジイン記者