韓国与党 院内代表に秋慶鎬・前経済副首相選出=「巨大野党に対抗」

【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系与党「国民の力」は9日、国会運営を取り仕切る院内代表に秋慶鎬(チュ・ギョンホ)国会議員(63)を選出した。4月の総選挙で最大野党「共に民主党」が国会議席の過半数を維持し、厳しい国会運営が予想されるなか、「ねじれ状態」をどう乗り切るかが課題となる。

 院内代表選には3人が立候補したが、秋氏が過半数を得票し、決選投票を経ずに選出が決まった。

 秋氏は元経済官僚で、今回の総選挙で3期目の当選を果たした。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権で経済副首相兼企画財政部長官を務めた。尹大統領に近いが、派閥色は薄いとされる。

 秋氏は当選後、「巨大野党の議会独裁に強く対抗する」として、「与党と政府は運命共同体であり、国民生活に関する懸案では党が主導的な役割を果たす」と強調した。

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