【ソウル聯合ニュース】韓国航空最大手の大韓航空が8日発表した今年1~3月期の売上高は前年同期比20%増の3兆8225億ウォン(約4350億円)で、本業のもうけを示す営業利益は同5%増の4361億ウォンだった。
同社は燃料費や人件費などのコストが増加したものの、旅客路線の収益性改善により業績が改善したと説明した。
旅客部門の売上高は前年同期比32%増の2兆3421億ウォンを記録した。中国路線を除いたほとんどの路線の座席供給数が新型コロナウイルス禍前の2019年の水準に回復し、東南アジア、日本など観光需要が増加した路線の便数を適期に拡大し収益性が高まった。
国土交通部の資料によると、1~3月期における大韓航空の国際線の座席供給数は535万席で、2019年1~3月期(627万席)の85.3%まで回復した。前年同期は329万席だった。
今年1~3月期の国際線の旅客数は約438万人で、19年1~3月期(504万人)の87%まで回復した。前年同期は273万人。
貨物部門の今年1~3月期の売上高は前年同期比4.9%減の9966億ウォンだった。コロナ禍が収束し、航空貨物の需要が減ったことが影響した。