経営権巡りHYBEと対立のADOR 5月10日までに取締役会開催へ

【ソウル聯合ニュース】韓国の人気ガールズグループ、NewJeans(ニュージーンズ)が所属するレーベルADOR(アドア)の経営権を巡り、同社のミン・ヒジン代表と親会社のHYBE(ハイブ)が対立している問題で、ADOR側は30日、5月10日までに取締役会を開き、5月末までに株主総会を開くと発表した。

 同問題を巡っては、HYBEが25日、裁判所にADORの臨時株式総会招集の許可を申し立てたことを受け、この日ソウル西部地裁で関係者から意見を聞く審問が開かれた。

 ADOR側の弁護士は審問に先立ち記者団に対し、ミン氏には取締役会を招集する意思があるが、HYBEが要請した日程は急であり時間が必要だと説明した。

 ADOR側が発表した取締役会と株主総会の日程についてHYBE側は、ADOR側が宣言通りに動くのか見極める必要があるとしたうえで、「裁判所でそう言ったので嘘ではないと思う」などとコメントした。株主総会の日程については、「(想定と)大きく変わらない」としながらも、「ADOR側の意図は分からない。成り行きを見守る必要がある」と述べるにとどめた。

 HYBEはミン氏ら経営陣の一部がADORの経営権を奪い、ADOAに所属するNewJeansのメンバーを連れて独立しようとしたとして監査を実施。ADOR側に対し、30日に取締役会を開くよう要請していた。

 HYBEはミン氏を解任したうえで経営陣の刷新を行う方針とみられる。これに対しミン氏は取締役会の招集を拒否していた。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい