次期医師協会長「医学部増員の白紙化」 韓国政府に迫る

【ソウル聯合ニュース】大韓医師協会の林賢澤(イム・ヒョンテク)次期会長は28日の定期代議員総会で、韓国政府が大学医学部の入学定員拡大の方針を「白紙化」しない限り、「いかなる交渉にも応じない」と表明した。

 林氏は韓国の医療が崖っぷちに追い込まれているにもかかわらず、政府が医療改革だとして医学部定員の2000人増員の方針を固持していると批判。「国民と医療界に一日も早く謝罪せよ」と要求した。

 政府が医学部定員増員と必須医療分野の支援政策パッケージを白紙化しない限り、「いかなる交渉にも応じない」と強調した。

 大韓医師協会の新会長に先月選出された林氏は医療界の代表的な強硬派として知られる。任期は5月1日から始まるが、協会の非常対策委員会が解散したため林氏が会長業務を本格的にスタートしたもようだ。

 これまで政府を激しく非難してきた同氏が会長に就任すれば、医師協会による政府への抵抗がさらに激しくなる可能性がある。

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