「『公正と常識』を叫ぶ尹錫悦・韓東勲のあらゆる家族疑惑・問題に腹が立った。曺国くらいの捜査を一遍受けてみろ、という気持ちで入れた」 (全羅南道光陽在住のチョ・ジュンイクさん〈57〉)
「民主党が親北進歩党と手を組み、『非明横死』公認で李在明の競争相手をみんな排除する様子に失望した。もともと民主党の支持者だったので、失望したからといって李俊錫(イ・ジュンソク)・李洛淵(イ・ナクヨン)に入れることもできなかった。曺国が一番合理的な第三の選択だった」 (京畿道竜仁在住の大企業研究員キム・ジェソンさん〈49〉)
「一部の李在明支持者は既成社会に対する被害意識・劣等感があまりに強く、過度に急進的だ。民主党に全部与えたら韓国はベネズエラになりそうだ。曺国代表は、政治哲学や政策の話を聞いてみると、穏健で常識的」 (ソウル所在の医大生カンさん〈21〉)
「大統領になりたいという李在明、180議席を2年近く握っていてもきちんとやったものはなく、逆風ばかり怖がった。曺国は中道層の顔色をうかがわず、検察改革は確実にできそうだった」 (ソウル市江北区在住の会社員イ・ジョンジェさん〈49〉)
「李在明で行ったら次の大統領選挙で負けそうなので、曺国を選んだ。李在明は前科4犯、口から出まかせ、詐欺師のイメージで印象が良くない」 (ソウル在住の社会人イ・ユギョンさん〈49〉)
「民主党は今や、守るものがあまりに多い既得権政党になった。進歩政党だというのもあいまい。祖国党が政権のけん制をきちんとできそうなので選択した」 (大田市西区在住の自営業イムさん〈55〉)
「民主党も尹錫悦と共に韓国国民を『各自図生』(自力でなんとか生き残る道を探る)へ追いやったという点で変わりはない。李在明は、本人が抱えている問題やスキャンダルのせいか、いつも神経質に見えて、国政課題に集中できない印象」 (ソウル市江北区在住のプロテスタント牧師イさん〈52〉)
「李在明は民主党を完全に別の党にした。真の親盧武鉉(ノ・ムヒョン)・親文在寅(ムン・ジェイン)後継者は李在明ではなく曺国だ。司法リスクで李在明が吹き飛んだら、その空席を曺国が埋めてくれればという思いで支持した」 (仁川在住の大学院生シム・ヒョンギュさん〈27〉)
「遊説のときに話しているのを見ると、曺国が『身言書判』(容姿・言辞・文筆・判断力。人が備えるべき四つの条件)の点で最もきちんとしている。両岸問題など国際懸案に関する発言も最も常識的だった。曺国の演説を聞いてみると、李在明・韓東勲は相手にならない。人間自体、見た目の通りだ」 (ソウル市瑞草区在住の大学名誉教授チョンさん〈67〉)
「政治家はよそのおやじやじいさんのような存在で陳腐だが、曺国は芸能人にのみ感じられる不思議な魅力を与える。無能ではなく、普遍妥当な常識を備えていて、民主主義を損ないそうでもなかった」 (ソウル在住の民主党支持者イ・ジョンミさん〈56〉)
「曺国の態度を見ると、偽善や虚飾は既存の政治家より少なそう。ずば抜けたルックスもいいけれど、人間的にひきょうではなさそうだった。演説をずっと聞いてみると、淡白な魅力はある」 (ソウル市竜山区在住の主婦ユン・ジウンさん〈39〉)
ウォン・ソンウ記者、アン・ジュンヒョン記者、パク・チンソン記者、ク・アモ記者