また、キム・ムンファン委員(韓国放送記者クラブ推薦)は「視聴者にとって、否定的かつ特定陣営に批判的な、根拠のない批判と映りかねない。選挙の局面において、国民の財産によりニュースを伝える放送局は誤解を払しょくするため努力しなければならないが、深刻で偏向的なメディアによるニュースの典型だ」と述べた。
『MBCニュースルーム』のパク・ボムス取材センター長は「選挙放送審議委員会に上げられた案件は20件を超えるが、そのうち17件前後が選挙と関連があるのかは非常に疑わしい。放送通信審議委員会と選挙放送審議委員会が役割を分担し、MBCを懲戒するために重複審議・過多審議しているのではないかと疑っている」と反発した。
「李鐘燮(イ・ジョンソプ)元国防部長官のオーストラリア大使任命および出国禁止命令問題に関して、番組構成や進行が不公正だった」と批判されたMBCラジオ『クォン・スンピョのニュース・ハイキック』の3月11-13日の放送についても、法定制裁である「警告」が下された。
クォン・ジェホン委員(公正言論国民連帯推薦)も「3月11日を見ると、『ニュース・ハイキック』は82分間放送されたが、そのうち74分間、つまり89-90%が李鐘燮氏問題を含め、与党に不利なトピックや対談だった。深刻な問題だ」と言った。
これに対して、MBCラジオ局のパク・ジョンウク時事コンテンツ製作パート長は「時事番組はトピックや、ある時期に話題になっていることを集中的に取り上げることになる。当時、与野党の候補たちに争点を同じように聞き、バランスを取ろうとした」と反論した。
キム・ボヨン記者