ソウル市 映画「グエムル」の造形物撤去へ

【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの漢江公園にある韓国映画「グエムル―漢江の怪物―」に登場した怪物の造形物が撤去される見通しであることが18日、分かった。

 ソウル市によると、来月開かれる公共美術審議委員会で、「グエムル」の造形物をはじめ漢江公園内に設置された造形物の撤去の可否を審議する。

 市の関係者は「造形物のうち老朽度が大きく、景観を損ねたり安全性に問題があったりする造形物を撤去する予定だ」とし、「グエムル」の造形物も撤去する方向で検討を進めると説明した。同委員会や専門家への諮問などを経て、早ければ上半期中に撤去が始まる見通しだ。

 「グエムル―漢江の怪物―」は漢江に怪物が現れるという設定で、2006年に公開されたポン・ジュノ監督の作品。観客動員数が1000万人を超える大ヒットとなった。同映画に登場した怪物を再現した造形物は高さ3メートル、全長10メートルで、2014年に1億8000万ウォン(現在の為替レートで約2000万円)の予算を投入し建てられたが、「景観を損ねる」「予算の無駄遣い」という指摘も出ていた。

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