【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は17日、イランが13日にイスラエルに向けて発射した弾道ミサイルについて、「過去の北とイランのミサイル分野の協力事例を踏まえ、今回のイスラエル攻撃に活用されたイランの弾道ミサイルに北の技術が含まれたか注視している」と明らかにした。
イランはイスラエルに向けて200発以上のミサイルなどを発射した。北朝鮮とイランは過去、弾道ミサイル技術分野での協力を進めていたため、攻撃に使われた弾道ミサイルに北朝鮮の部品や技術が活用された可能性が指摘されている。
米国防総省傘下の国防情報局(DIA)が2019年に公表した報告書によると、イランの弾道ミサイル「シャハブ3」は北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」を元に開発され、「ホラムシャハル」は北朝鮮の中距離弾「ムスダン」の技術が適用された。
国情院は今年1月、イスラム組織ハマスが使用した武器の部品にハングルが書かれた写真を公開し、ハマスが北朝鮮製の武器を使用しているとの分析を明らかにした。