今月14日(現地時間)に中国・北京で開催されたハーフマラソン大会で、中国人選手を優勝させるために他の選手が故意にスピードを落とすような場面がカメラに捉えられ、波紋を呼んでいる。
このときの動画が中国のSNS(交流サイト)で広く拡散され、ネットユーザーらの批判が続いている。動画を見ると、前を走っていたケニアのロバート・ケターとウィリー・ムナンガット、エチオピアのデジェネ・ビキラの各選手はゴールラインの手前で何傑選手の方を振り返り、スピードを緩めているようだ。ゴールする前に、オレンジ色のウエアを着た何傑選手の横を走っていた選手は、他の2選手の方に手を伸ばして阻止するような仕草も見せた。
その結果、何傑選手は先頭に立ち、1位でゴールした。並んでいたアフリカ選手3人は1秒遅れて2位タイとなった。【動画はX】