【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系与党「国民の力」は16日、総選挙の当選者総会を開き、新執行部を選出する党大会を開催するため、「実務型」の非常対策委員会を設置することを決めた。総選挙に向けた臨時執行部だった非常対策委員会の韓東勲(ハン・ドンフン)委員長や委員らは総選挙で惨敗したことを受けて辞任した。党大会は6月にも開かれる可能性がある。
同党の尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表兼代表権限代行は総会後、記者団に「党を早期に収拾し、指導体制を早く発足させる方向で意見がまとまった」として、「革新型の非常対策委員会を構成する状況ではなく、党大会を開くための実務型の非常対策委員会」と明らかにした。
尹氏が非常対策委員長を務めるとの見方が強まっていたが、総会で委員長の人選は決定しなかった。
総会では国民の力と比例代表向けの系列政党「国民の未来」の合併を決めた。獲得議席数は国民の力が90議席、国民の未来が18議席で、計108議席となる。
また、「新たにスタートする。既得権を捨て、国民だけを見ながら心を一つにして変化していく」と誓う決議文を採択した。