北朝鮮の党機関紙「与党が大惨敗」 韓国総選挙結果に言及

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮メディアが16日、韓国で10日に実施された総選挙の結果に言及した。朝鮮労働党機関紙の労働新聞は16日付の6面で韓国の「ろうそく集会」を取り上げた記事で、「かいらい(韓国)国会議員選挙で(与党の)『国民の力』に大惨敗をもたらした気勢で、各階層の群衆が尹錫悦(ユン・ソクヨル)弾劾への大衆的闘争に力強く乗り出した」と伝えた。

 労働新聞は、集会参加者の発言を引用する形で「尹錫悦一味に対する民心の厳正な判決」といった批判を展開した。だが政党別の議席獲得数など、具体的な結果は伝えていない。

 これまでの韓国総選挙に関する北朝鮮の対応をみると、2016年の総選挙については労働新聞や朝鮮中央通信など官営メディアを通じて結果を即時に報じた。4年前の前回総選挙に関しては官営メディアによる報道はなかった。選挙から10日が過ぎたころに対外用ラジオ放送の平壌放送が、惨敗を喫した未来統合党(国民の力の前身)内でトップへの怒りが渦巻いていると伝えた。

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