【世宗聯合ニュース】米南部テキサス州に最先端の半導体工場を建設する韓国のサムスン電子に対し米政府が補助金64億ドル(約9850億円)の支給を決定したと発表したことについて、韓国産業通商資源部の関係者は15日、「政府は米国側に韓国企業の投資と関連して差別のない友好的待遇をしてほしいというメッセージを伝え続けてきた」とし、「今回の結果はこれに符合するとみられ肯定的だ」と評価した。
またサムスン電子が投資額に対する割合で、米インテルや台湾積体電路製造(TSMC)より多くの補助金を受けることについては「韓国企業の投資の重要性を考慮したものとみられる」と述べた。
サムスン電子が受け取る補助金の額はインテル、TSMCに続き3番目だが、投資額に対する割合は14.2%で最も高い。
政府はこれまで米国側に対し、「最先端半導体の投資を断行する韓国企業が差別のない友好的待遇を受けられるようにしてほしい」と要請してきた。
安徳根(アン・ドックン)産業通商資源部長官は10~12日(現地時間)に米ワシントンを訪問し、レモンド商務長官と会談しこのような要請を伝えた。