【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が12日発表した雇用動向によると、3月の失業率は3.0%で前年同月比0.1ポイント悪化した。失業者数は89万2000人で、前年同月比5万2000人増加した。失業者数は昨年11月から5カ月連続で増加傾向を示している。
3月の就業者数は2839万6000人で、前年同月比17万3000人増加した。就業者数の月間増加数は、新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)当時の2021年2月に47万3000人減少して以来、3年1カ月ぶりの低水準となった。増加幅は22年1月の113万5000人をピークに鈍化し、2月まで20万~30万人台を維持してきた。
統計庁の徐韻朱(ソ・ウンジュ)社会統計局長は「3月の就業者増加数の鈍化は、前年同月に就業者が大幅に増加した反動の影響がある」として「気温低下により農林漁業でも就業者の減少幅が大きかった」と説明した。
年齢別では、15~29歳の就業者が13万1000人減り、昨年7月(13万8000人減)以来最大の減少幅を記録。40代の就業者も7万9000人減少した。一方、60歳以上の就業者は23万3000人増え、増加をけん引した。
産業別では、半導体生産好調の影響で製造業の就業者が4万9000人増え、昨年12月から4カ月連続で増加傾向を維持した。宿泊・飲食店業の就業者も7000人増え、3カ月ぶりに増加に転じた。農林漁業の就業者は5万人減少した。
15歳以上の就業率は62.4%で、前年同月比0.2ポイント上昇。3月としては1982年7月に統計を取り始めて以来最も高かった。