【世宗聯合ニュース】韓国の総人口に占める外国人の割合が2024年に約7%になり、生産活動の中核をなす生産年齢人口(15~64歳)に占める外国人の割合は約10%まで高まる見通しであることが11日、統計庁の資料で分かった。
統計庁は2022年を基準とした将来推計人口に関する資料で、「高位」「中位」「低位」の3通りを設定し、中位では韓国の総人口が2022年の5167万人から2042年には4963万人に減少すると見通した。
このうち外国人は22年の165万人から42年には285万に増え、人口に占める割合は3.2%から5.7%に高まる。ただ高位では、外国人の人口は361万人で割合は6.9%になると見通した。
外国人が占める割合の増加は生産年齢人口でさらに顕著になるとみられる。中位では生産年齢人口が2022年の3527万人から42年には2573万人に減少すると予想され、外国人の割合は22年の4.0%から24年には8.4%に高まる。また高位では外国人の生産年齢人口は42年に294万人まで増え、割合は10.1%まで高まる。
2042年の韓国人の人口は36.9%が65歳以上の高齢者で、55.0%が生産年齢人口、8.1%が14歳以下で構成されると予想された。外国人は12.1%が高齢者、82.6%が生産年齢人口、5.3%が14歳以下になる。
本人または両親のうち少なくとも1人が外国籍である「移住背景人口」は2022年の220万人から42年には404万人に増加するものと予想された。総人口のうち、移住背景人口が占める割合は22年4.3%から42年8.1%に増える。