韓国総選挙の最終投票率67.0% 32年ぶり高水準

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央選挙管理委員会は11日、前日実施された総選挙(定数300)で有権者4428万11人のうち2965万4450人が投票し、最終投票率67.0%を記録したと発表した。

 最終投票率は、同委員会が前日午後7時半ごろに発表した暫定値と同じだが、投票者数は2966万2313人から7863人減った。

 同委員会の関係者は聯合ニュースの取材に対し「最終的な投票者数は投票用紙を基準に決まる。選挙人名簿に署名後、投票用紙を投票箱に入れずに持ち帰ったり、期日前投票用の封筒に投票用紙が入っていなかったりしたケースなどが反映され、投票者数が減った」と説明した。

 最終投票率は前回2020年の総選挙(66.2%)より0.8ポイント高く、1992年の総選挙(71.9%)に次ぐ高さとなった。期日前投票の投票率が高かったことや、与党「国民の力」と最大野党「共に民主党」の2大政党が互いに対して「審判が必要」と主張し支持獲得に力を入れた結果、選挙に対する関心が高まったためとの見方が出ている。

 地域別では中部の世宗市が70.1%と最も高く、次いでソウル市が69.3%だった。済州道が62.2%で最も低かった。

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