韓国総選挙 野党「圧勝」の見通し=地上波3社出口調査

【ソウル聯合ニュース】韓国総選挙(定数300)は10日、午後6時に投票が締め切られた。地上波3社(KBS、SBS、MBC)が発表した合同出口調査の結果によると、革新系最大野党「共に民主党」をはじめとする野党が200議席前後を確保し、圧勝する見通しとなった。保守系与党「国民の力」は、比例向け系列ミニ政党「国民の未来」と合わせても100議席前後にとどまるものとみられる。

 KBSは、国民の力と国民の未来が87~105議席、共に民主党と同党が主導する野党陣営の「共に民主連合」が178~196議席を確保するとの見通しを示した。

 SBSは国民の力・国民の未来が85~100議席、共に民主党・共に民主連合が183~197議席と予想。MBCは国民の力・国民の未来が85~99議席、共に民主党・共に民主連合が184~197議席とした。

 このほか、曺国(チョ・グク)元法務部長官が結成した「祖国革新党」は12~14議席、「改革新党」は1~4議席、「新しい未来」は0~2議席と予測された。

 3社の出口調査通りなら、共に民主党は単独過半数(共に民主連合を含む)の議席を確保することになる。

 国民の力は「改憲阻止ライン」である100議席の確保が危うくなった。

 一方、注目された選挙区では最大野党の李在明(イ・ジェミョン)代表が56.1%で、与党の元喜竜(ウォン・ヒリョン)前国土交通部長官(43.8%)をリードしたとする出口調査の結果が出た。与党の朴振(パク・ジン)前外交部長官は46.3%で、最大野党の金暎豪(キム・ヨンホ)氏(53.8%)にリードされた。

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