会計士をやめて塗装工になった韓国名門大卒女性が話題に

 会計士から塗装工へと職業を変えた40代の女性が大きな話題になっている。

 ユーチューブチャンネル「money mentary」は先日「名門大学を卒業し、会計士としてある程度認められたがやめてしまい、工事現場で塗装の仕事をしている女性」というタイトルの動画でチェ・インラさんが紹介された。

【写真】会計士から塗装工に転身したチェ・インラさん

 動画によると、チェさんは成均館大学経営学科を卒業し、ING、KPMGで会計士として勤務していた。チェさんは出産を契機に仕事をやめて専業主婦になったが、その後2019年に塗装工としての仕事を始めた。

 チェさんは「家で子供の世話ばかりしていると頭がおかしくなる」「私は勉強もできるが、運動もできるし、体を動かしながら汗を流すようなファイティング(頑張ること)がとても好きな人間だ」と述べた。

 月収については「会計士も10年目になればある程度の収入は得られるだろう」「私が会計士だった時、偶然にシニアの会計士の収入を目にしたが、本当に有名であちこちから仕事を依頼される人なのに620万ウォン(現在のレートで約70万円、以下同じ)だった。私が考えていたほどではなかった」と語った。

 チェさんはさらに「今は毎月1000万ウォン(約110万円)ほど稼ぐ。自分の工事もやるし、企業からのマージンもある。経費も別に請求している」「日当だけでも月700万ウォン(約79万円)は稼げる」とも説明した。

 職業への満足度についてチェさんは「とても満足している」としながらも「かなりきつい。これはまともな状態ではできないだろう。『何かがつらいから』とか『やらねば』とかではなかったらよいと思う」とも話した。

イ・ウンヨン記者

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