韓国 けさのニュース(4月8日)

◇韓国軍の偵察衛星2号機打ち上げ 軌道に進入

 韓国軍の軍事偵察衛星2号機が米フロリダ州から8日午前(現地時間7日午後)、米スペースXのロケット「ファルコン9」で打ち上げられた。国防部は「軍事偵察衛星2号機が発射体と分離され、目標軌道に正常に進入した」と明らかにした。日本時間8日午前8時17分(現地時間7日午後7時17分)に打ち上げられたファルコン9は2分28秒後に1段目が分離され、その47秒後にフェアリング(衛星のカバー部品)が分離された。打ち上げから45分後に分離された衛星は地上局と交信する予定だ。

◇政策金利据え置きの見通し 物価の不確実性高まる

 韓国銀行(中央銀行)は12日に定例の金融通貨委員会を開き、政策金利を現在の年3.50%で据え置くと予想される。専門家らは、消費者物価上昇率がまだ韓銀の目標水準(2%)まで落ちていないことに加え、家計負債に対する懸念も残っているため政策金利を引き下げるのは難しいとみている。また、米国で利下げに対する慎重論が強い中、韓銀が米連邦準備理事会(FRB)よりも先に利下げを行い、2.00%と過去最大である両国の金利差がさらに広がる可能性は高くない。専門家らは物価経路に不確実性が高まったという点を強調している。農産物価格が高水準を維持する中で、原油価格も上昇したためだ。

◇1人当たりの医療費自己負担額 年間10万円超

 国民健康保険公団と韓国保健社会研究院の報告書によると、2021年に医療サービスを利用した人1人当たりの年間平均自己負担医療費(健康保険公団の負担分を除いた金額)は96万ウォン(約10万8000円)だった。性別でみると男性84万7000ウォン、女性106万ウォンで、女性の自己負担額の方が多かった。21年の外来サービス利用者(世帯員)の1人当たり年間平均自己負担医療費は、医科49万9000ウォン、歯科47万4000ウォン、韓方(韓国の伝統医学)19万8000ウォンの順だった。歯科は外来の利用件数が比較的少ないにもかかわらず、医療費の自己負担金の水準は高いことが分かった。

◇中古品取引で「第三者詐欺」流行 宅配・安全決済サービスの利用急増

 インターネット上の中古品取引市場で新種の詐欺が流行していることを受け、直取引や口座振込の代わりに宅配や安全決済サービスの利用が増えていることが分かった。韓国フリマアプリ「雷市場」のデータによると、安全決済サービス「雷ペイ」と宅配を連携した取引の利用者は17万人で、前年同期比40%以上急増。取引額も40%以上増えた367億ウォンを記録した。このような取引が急増したのは、第三者が販売者や購入者になりすまして代金や品物をだまし取る「第三者詐欺」などの影響で利用者が直取引や口座振込を敬遠しているためとみられる。

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