しかし、共に民主党選挙対策委員会が2日夜、「金俊ヒョク候補の発言は不適切だと判断し、謝罪を勧告した」とのコメントを出すと、金俊ヒョク候補はすぐに「不十分な表現で梨花女子大学の在学生、教職員、同窓生の自負心を傷つけたことに対して、深くおわび申し上げる」という文を投稿した。
金俊ヒョク候補の発言が伝えられるや、野党からも批判が相次いだ。緑色正義党のパク・ジア選挙対策委員会報道官は同日、「韓国の代表的な女子大学に言及したことは刺激的で、性的対象化の典型的な事例だ。性的対象化は性暴力の根本的理由になる。学者的良心ではなく、刺激的かつ性的な発言を選択した人物が国会議員選挙の候補者になること自体、女性と性差別が無視され、排除される現実を端的に示している」と語った。
また、韓国女性団体協議会は見解文で、「当協議会の初代会長を務めた金活蘭博士と梨花女子大学、同大学の在学生および卒業生全員はもちろん、大韓民国の女性の名誉を深刻に毀損(きそん)した金俊ヒョク候補を強く糾弾する。金俊ヒョク候補は直ちに出馬を辞退せよ」と訴えた。
一方、金俊ヒョク候補の別の過去の発言も批判を浴びている。金俊ヒョク候補は2017年10月、金容敏氏のユーチューブ・チャンネルに出演した際、「(米国の)6・25戦争(朝鮮戦争)参戦をありがたがるなら、(それは)親米事大主義者だ」という趣旨の発言をした。「南漢山城の歴史を繰り返さない方法は何か」という金容敏氏の質問に、同候補は「対米事大主義外交から脱皮しなければならない」と答えた。そして、「簡単に言えば、6・25戦争の時に米国が参戦して韓国を救ってくれたという考え、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の時に明の軍隊が参戦して朝鮮を救ってくれたという考えと同じだ」と述べた。
パク・ヘヨン記者、キム・ヨンウ記者