【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は29日、革新系最大野党「共に民主党」の2021年の党代表選で違法な金銭授受に関与したなどとして逮捕・起訴された同党前代表の宋永吉(ソン・ヨンギル)被告について、保釈を認めない決定をした。
宋被告は4月10日に投開票される総選挙に南西部・光州市の小選挙区から獄中出馬する。宋被告は今月6日、保釈を巡る審問で、「今回の選挙は4年間の韓国の運命を左右する重要な選挙」として、「国民の審判を受ける機会を認めてほしい」と要請したが、地裁は受け入れなかった。
2021年の党大会で代表に選出された宋被告は党代表選で計6億6050万ウォン(約7400万円)を党関係者らに渡させ、自身の政治活動を支援する社団法人を通じ後援金名目で違法な政治資金計7億6300万ウォンを受け取ったとして政治資金法違反容疑などで逮捕され、今年1月に起訴された。
金銭授受疑惑が浮上したことを受け、昨年4月に共に民主党を離党した。