【ソウル聯合ニュース】韓国の政府公職者倫理委員会は28日、高位公職者1975人の資産を官報で公開した。1人当たりの平均は約19億100万ウォン(約2.1億円)だった。
対象になったのは中央官庁が778人、地方自治体が1197人。
対象者のうち50.5%に当たる997人は1年前の申告時から資産が減り、49.5%に当たる978人は増加した。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の資産は約74億8000万ウォンだった。不動産評価額の変動などにより、昨年申告した資産から約2億1600万ウォン減少した。
尹大統領の資産はソウル・瑞草洞の自宅マンションをはじめ、妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏名義の不動産と預金が大部分を占めた。尹大統領本人名義の資産は銀行預金約6億3200万ウォンだった。
韓悳洙(ハン・ドクス)首相は前回より約2億ウォン減少した約83億1000万ウォンを申告した。
閣僚で最も資産が多かったのは李宗昊(イ・ジョンホ)科学技術情報通信部長官で約107億7600万ウォンだった。李氏は半導体工学の専門家で特許収入が多い。
広域自治体の首長の中では呉世勲(オ・セフン)ソウル市長(約59億7000万ウォン)と朴亨埈(パク・ヒョンジュン)釜山市長(約56億ウォン)が1、2位だった。
資産公開対象者のうち総額が最も多かったのは、約494億5000万ウォンを申告した崔志栄(チェ・ジヨン)企画財政部国際経済管理官だった。