韓国外交部 中国船の放水砲発射に「厳重な懸念」表明

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の任洙ソク(イム・スソク)報道官は26日の定例会見で、中国海警局の船がフィリピンの船に放水砲を発射したことについて、「フィリピンの船に深刻な被害を与え、船員のけがを招いた度重なる放水砲の使用について厳重な懸念を表明する」と述べた。

 任氏は中国を名指しせず、「こうした行為は韓国を含む全ての国が利用する国際航路である南シナ海の緊張を高め、平和・安定・安全やルールに基づいた海洋秩序の維持を阻害する」として、「いかなる場合も航行と上空飛行の自由は国際法の原則に基づいて国際社会の全ての国によって尊重されるべきだ」と強調した。

 フィリピン側は23日、南シナ海のアユンギン礁(英語名セカンド・トーマス礁)付近で補給船が中国海警局の船から放水砲を発射されたと明らかにした。今月5日にも同礁周辺でフィリピンの補給船が中国海警局の船と衝突して船体が損傷し、乗組員4人がけがをした。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい