【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、朝鮮労働党の趙甬元(チョ・ヨンウォン)書記らが平壌のロシア大使館を訪れ、モスクワ郊外で22日に起きたテロ事件の被害者や遺族に哀悼の意を表し、「あらゆるテロに反対するわが党と政府の一貫した立場」を示したと報じた。
ロシア大使館には趙氏のほか、朴正天(パク・ジョンチョン)党中央軍事委員会副委員長、強純男(カン・スンナム)国防相、崔善姫(チェ・ソンヒ)外相らが訪れた。
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(党総書記)は23日、ロシアのプーチン大統領に「深い哀悼の意」を表す電報を送った。
事件は22日夜、モスクワ郊外のコンサートホールで起きた。武装グループが銃を乱射するなどし、130人以上が死亡。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。