時速89キロの強風で工事現場のタワークレーンがグニャリ　／全羅南道

全羅南道の海沿いで22日に各地で強風が吹き、木浦市内のマンション新築工事現場ではタワークレーンが折れ曲がり車1台が破損する事故が発生した。全羅南道消防本部などによると、同日午前11時40分頃、木浦市上洞のあるマンション新築工事現場で強風の影響でタワークレーンが折れ曲がる事故が発生した。この事故でクレーンの一部が地上に落下し、現場に駐車中だった車両1台に被害が発生した。幸いけが人などはいなかった。

【写真】強風でグニャリと折れたマンション建設現場のタワークレーン

　全羅南道新安郡の可居島でも最大瞬間風速が時速89.6（秒速約24.9メートル）キロを記録した。午後3時までに韓国気象庁は高興郡、麗水市、海南郡、莞島郡、務安郡、咸平郡、霊光郡、木浦市、新安郡、珍島郡の10カ所に強風注意報を発令した。また海上でも波の高さが1.5－3メートルと高く、気象庁は西海と南部の海上に波浪注意報を出した。

　強い風と波の影響で航空機の遅延や船舶の欠航なども相次いだ。麗水空港から済州島や金浦に向かう2便が遅延し、光州空港でも済州島を行き来する12便に遅延が発生し多くの乗客に影響が出た。また全羅南道沿岸の53の旅客船航路79隻のうち35航路43隻が欠航となった。

キム・ジョンヨプ記者