【ソウル聯合ニュース】不正入学に絡み虚偽作成公文書行使や業務妨害などの罪に問われた韓国の曺国(チョ・グク)元法務部長官の娘、曺ミン被告の判決公判でソウル中央地裁は22日、罰金1000万ウォン(約110万円)の判決を言い渡した。
検察は懲役1年、執行猶予3年を求刑していた。
曺被告は母親のチョン・ギョンシム元東洋大教授と共謀し2014年、釜山大医学専門大学院に虚偽で作成した入学願書や偽造した東洋大総長の表彰状を提出した罪で在宅起訴された。曺国氏らと共謀し、13年にソウル大医学専門大学院に虚偽のインターン活動確認書などを提出した罪にも問われた。
地裁は「起訴事実をすべて有罪と認める」として、「一連の不正入学の犯行は国民の不信を招き、公正な競争のために長い時間努力してきた大多数の人に虚脱感と挫折感を与える行為」と判決の理由を述べた。
チョン氏は大法院(最高裁)で有罪が確定し、曺国氏は二審で有罪判決を受け上告している。