だが、大谷は8回のタイムリーで一塁にいたが、次の打者のフレディ・フリーマンがライトフライを打った時、ヒットだと思って二塁を通り過ぎて三塁に走ろうとした。しかし、この打球はキャッチされ、大谷は慌てて帰塁しようとし、その際に二塁を踏み直さなかったためアウトと判定された。観客席では大谷の妻・田中真美子さん(27)をはじめとする「大谷ファミリー」がドジャースのユニホームと帽子を身につけ、応援していた。
3年半ぶりに「ホーム」のソウル高尺スカイドームに戻ってきた金河成はファンから熱い歓迎を受けた。ソウル高尺スカイドームは金河成が2020年までプレーしていたキウム・ヒーローズの本拠地だ。5番・ショートとして先発出場した金河成が第一打席に入ると、ドームは大歓声が上がった。金河成はヘルメットを脱いでこれに応え、ファンは金河成のキウム時代の応援歌を熱唱した。だが、金河成のバットからはこの日、快音が聞かれなかった。3打数無安打1四球だった。しかし、4回表の二死後、投手に当たって曲がった内野安打性の打球を取ってアウトにした時は拍手喝采(かっさい)を浴びた。昨年のナショナル・リーグでゴールドグラブ賞に輝いたのにふさわしい好守備だった。
パドレスは先発ダルビッシュが3と3分の2イニングを投げて2被安打3四球1失点で退き、厳しい試合展開となった。パドレスは3回と4回に1点ずつを取って2-1とリードしたが、8回にドジャースに4点を献上して敗戦した。ドジャースはジェイソン・ヘイワードの犠牲フライと相手野手のエラー、ムーキー・ベッツと大谷の連続タイムリーで勝負を一気に覆した。ドジャースの先発タイラー・グラスノー(グラスナウ)も5イニング2被安打4四球2失点で、先発投手としては期待に及ばなかったものの、その後のリリーフ投手4人が無失点に抑えて逆転勝ちした。
キム・ヨンジュン記者