安山選手は16日、自身のインスタグラムの「ストーリーズ」に、光州広域市にあるショッピングセンター内の飲食店の看板の写真を載せ、「韓国になぜ売国奴がこんなに多いのか」と投稿した。安山選手が言及した店は鍋専門の居酒屋というコンセプトのチェーン店「スペシャル・ナイト」で、この店がある場所は「トリップ・トゥ・ジャパン(Trip to Japan)」というコンセプトが掲げられ、近隣の店舗がすべて日本風の看板を出して営業していた。
この投稿がネット上で拡散されたことから、スペシャル・ナイトのクォン・スンホ代表は翌日、インスタグラムに「派生するさまざまなうわさや憶測により、私は一瞬にして親日派の子孫になり、私のブランドは売国ブランドになった」と投稿した。そして、「騒動になったことで数々のメッセージをいただき、あっという間に私は親日派の子孫になり、私をはじめとする店主たちは『売国奴』『死んでしまえ』などのアンチコメントを浴びている。至らぬ代表として、このような状況にどう対処すべきか分からず、非常につらい」と吐露した。
これに関連して、自営業者の団体「自営業連帯」は同日、すべての自営業者を侮辱し、名誉を傷つけたとして、安山選手を告訴したと伝えられた。同団体のイ・ジョンミン代表は告訴理由について、「自営業者の被害に配慮しない一部の無責任な人々の姿勢に警鐘を鳴らそうと考えた」と述べた。だが、同代表はその後、SNSに投稿した見解文で「安山選手が軽率な発言だったことを認め、謝罪文を掲載するなら、控訴を取り下げるだろう」との考えを示した。
チェ・ヘスン記者