◇医師協会関係者に免許停止処分 政府との対立激化
大学医学部の入学定員拡大を巡り政府と医師側の対立が続く中、政府が大韓医師協会(医協)の非常対策委員会幹部に対し3カ月の医師免許停止の行政処分を下し、今後さらに多くの医師が懲戒を受けることになる見通しだ。免許停止の最終通知書が送付された18日、政府は医療現場に復帰していない研修医約1300人に業務開始命令を下した。これに対し、ソウル大をはじめとする医学部の教授らは25日に一斉に辞表を提出することを決め、政府と医師側の対決はますます激化している。
◇リンゴとナシの小売価格 割引施策で下落に転じる
リンゴとナシの小売価格が、政府の大規模な割引支援と流通業界の割引イベントなどにより一時的に下落傾向に転じた。韓国農水産食品流通公社(aT)によると、18日のナシ10個の小売価格は4万1551ウォン(約4630円)で、前取引日に比べ8.4%下落した。ナシの小売価格は今年初めの3万3911ウォンから先月20日(4万97ウォン)には4万ウォンを超え、今月15日には4万5381ウォンと年初来高値を更新したが、18日には下落に転じた。
◇兵役期間を国民年金加入期間に認定 「軍クレジット」制度拡大へ
国家報勲部は、兵役による軍服務に対する社会的補償を強化するため、軍服務者に対し国民年金加入期間を追加で認める「軍クレジット」制度の服務認定期間を現行の6カ月から服務期間全体に拡大する内容を柱とする「2024年主要政策推進計画」を14日に尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に報告し、19日にメディアに公開した。クレジット制度は、社会的に価値のある行為を補償する意味で国民年金加入期間を追加認定する制度で、加入期間が増える分、年金受給額が大きくなる。
◇北朝鮮 18日に超大型放射砲の射撃訓練と報道
北朝鮮の朝鮮中央通信は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が18日に西部地区の砲兵部隊による「600ミリ超大型放射砲(多連装ロケット砲)」の一斉射撃訓練を指導したと報じた。韓国全域を射程に収める超大型放射砲の射撃訓練を通じ、戦争への備えを誇示したといえる。韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が18日朝、平壌付近から朝鮮半島東の東海に向けて短距離弾道ミサイル数発を発射したと発表していた。
◇世帯所得が高いほど「幸せで社会的地位高い」 国民意識調査
政府系シンクタンクの韓国行政研究院は、韓国社会の統合水準に対する国民の認識と態度を調べる「2023年社会統合実態調査」の結果を公開した。調査の結果、韓国国民は世帯所得が高いほどより幸せだと感じ、自身の社会的地位の水準がより高いと認識していることが分かった。また、今後10年間に最優先で成し遂げなければならない国の目標としては「高度経済成長」を挙げ、「分配」よりは「成長」をより重要視していることが分かった。