李在明代表と京畿東部連合による4回目の選挙協力【寄稿】

 李在明代表の最側近である鄭鎮相(チョン・ジンサン)氏が京畿東部連合出身だと主張する人もいる。鄭氏は1990年代半ば、李在明弁護士事務所で働いていたとされる。鄭氏が李代表を京畿東部連合と結びつけた仲介役を果たしたと考えられる。鄭氏はあらゆる司法リスクが李代表に燃え移らないようにシャットアウトする最後のファイアウォールの役割をしている。李代表が法廷で対面した鄭氏を「一度抱きしめたい」と判事に求めたのは、最後まで自分を守ってほしいという意味合いだったと受け止められている。全国民主労働組合総連盟(民主労総)の重鎮の一人に数えられるキム・ジュンヨン国民労働組合事務総長は昨年末、ユーチューブに投稿されたインタビューで、「李代表は鄭氏が最後まで口をつぐむことを条件に、京畿東部連合の要求事項を聞かなければならないだろう」と指摘した。その予言は現実となっている。

 民主党は今回の総選挙で、比例区での連合政党を通じ、進歩党に3議席の当選権を割り当て、左派陣営の票田である蔚山市北区で自党の現役議員を排除し、進歩党に単一候補の座を明け渡した。進歩党は民主党の助けで少なくとも4議席をいとも簡単に確保したことになる。李在明代表は今年1月、党最高委員会議で、「北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)(総書記)、金日成(キム・イルソン)主席の努力が中傷、毀損されないように努力すべきだ」と述べた。李代表がこの14年間、従北勢力の京畿東部連合と連帯し、彼らの政界入りを助けてきたことはその努力の一つなのだろうか。

ソン・ボンソン韓半島安保戦略研究院理事長

【写真】韓国大統領室SPに強制排除された進歩党・姜聖熙議員

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  • ▲写真=李在明(イ・ジェミョン)共に民主党代表/NEWSIS

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