北朝鮮が「かいらい韓国」に勝利と報道 サッカーU20女子アジア杯南北対決で

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が、サッカーのU―20(20歳以下)女子アジア・カップ準決勝の韓国戦での勝利を伝えるニュースで、韓国を「かいらい韓国」と表記したことが、14日分かった。

 朝鮮中央通信はこの日、13日に行われた準決勝について「わが国のチームがかいらい韓国チームに3―0で打ち勝った」として、日本との決勝戦が16日に行われると報じた。

 このニュースは、北朝鮮住民が読む朝鮮労働党機関紙の労働新聞にも掲載された。

 北朝鮮の官営メディアは昨年下半期から韓国について、南北が同じ朝鮮民族であるという意味を含む「南朝鮮」ではなく「かいらい」と表記しており、先月からは「かいらい韓国」という表現を頻繁に用いている。

 韓国を朝鮮民族や統一の対象ではなく、別の国と見なす北朝鮮の認識が反映されたものとみられる。

 金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は昨年12月、党中央委員会の総会で、南北関係を「戦争中にある交戦国関係」と規定したのに続き、「北と南を同族と誤導する潜在的な言葉」を使ってはならないと強調した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい