◇ 米が対中半導体規制で圧力 韓国政府が対応苦慮
米政府が中国への半導体製造装置の輸出規制強化を各国に求める中、韓国政府はどの程度歩調を合わせるべきか検討を続けている。韓米関係を考慮すれば米国の要請を無視することは容易ではないが、韓国の半導体産業の競争力に大きな影響を及ぼす問題となるだけに政府は対応に苦慮している。聯合ニュースの取材に対し消息筋は、米政府が2022年10月に始めた半導体の輸出規制について先ごろ日本やオランダにも監視を強めることを求めたが、前日には米国が韓国の特定企業を挙げて韓国の半導体製造装置の対中輸出を問題視したと伝えた。
◇研修医離脱の病院 きょうから軍医・公保医が診療開始
医師不足などの対策として政府が発表した大学医学部の入学定員増に反発して研修医らが職場を離脱したことを受け、上級総合病院20カ所に派遣される軍医20人と公衆保健医師(公保医)138人(一般医92人を含む)が、13日から本格的な診療を開始する。医学部の教授らは、弟子である研修医を守るための解決策を模索しながら、医療界と政府が対立する現在の状況を打開するため、政府に対し前向きに対話に乗り出すよう促している。
◇リンゴ10キロの卸売価格1万円 前年比123%上昇
韓国農水産食品流通公社(aT)の農産物流通情報によると、12日のリンゴ10キロ当たりの卸売価格は9万1700ウォン(約1万300円)で、前年(4万1060ウォン)から123.3%上昇した。リンゴの卸売価格は、今年1月17日に史上初めて9万ウォンを突破した。ナシの卸売価格も15キロで10万ウォンを超えた。政府の割引支援によりリンゴやナシの小売価格の上昇ペースは鈍化しているが、生産量の減少を踏まえると価格が再び上昇する可能性もある。
◇法人名義「高級外車」が急減 専用ナンバープレート導入で
今年から公共法人と民間法人が新規または変更登録する8000万ウォン以上の業務用乗用車に黄緑色のナンバープレート装着が義務付けられ、法人名義の高級輸入車の登録台数と全体に占める割合が1年前に比べ大きく減少した。韓国輸入自動車協会(KAIDA)によると、2月に法人名義で登録された8000万ウォンを超える輸入車は3551台で、前年同月(4793台)に比べ1242台減少した。また、8000万ウォンを超える輸入車の登録台数7516台に占める法人車の割合は47%で、前年同月(57%)より10ポイント下がった。政府は、会社名義で購入した高級車を私的に使用するケースが多いことを踏まえ、法人車専用のナンバープレートを導入した。