【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は12日、青瓦台(旧大統領府)で開いた宗教界の指導者との昼食会で、政府が医師不足などの対策として発表した大学医学部の入学定員増に医療界が強く反発している問題を巡り、「医療改革など未来のため必ず必要な改革課題の完遂のため宗教界も力を合わせてほしい」と要請した。
また、尹大統領は「民生(国民生活)の現場を訪れれば訪れるほど解決しなければならない課題が多くあることを感じる」と言及。韓国最大の仏教宗派、大韓仏教曹渓宗の真愚(チヌ)総務院長は出席者を代表し、「最近社会にたくさんの困難があるが、国民の日常が平安になるよう大統領と宗教界の努力が必要だ」と応じた。
尹大統領は国政運営に対する助言も求めた。
2022年5月の就任後、尹大統領が宗教界の指導者と懇談するのは3回目となる。